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2代目社長が必ず直面する3つの課題とは

高齢の父親が長年営んできた家業を継ぐことになり、不安を抱えながらもなんとか経営者としてのスタートを切った。

そんな2代目社長のほとんどが、事業と向き合っていくなかで、先行きに不安を感じる場面を迎えます。

本記事では、2代目の社長が直面する代表的な3つの課題と、その課題を解決するためのポイントについて紹介します。

 

経営に対する考え方をわかってもらえない

2代目社長の頭を悩ませる問題としてもっとも多いのが「経営方針に対する考え方を社員にわかってもらえない」というものです。

これまでのやり方では、この先も安定的に事業を継続していけない。そう感じている2代目社長は、少なくありません。

もちろん、より良い会社経営のためには、新しい考え方を積極的に取り入れていくべきでしょう。

しかし、先代から事業を引き継いで間もないタイミングで、経営方針や業務のあり方を急激に変えてしまうと、まず間違いなく社内からの反発を買ってしまうことには注意が必要です。

重要なのは、まずこれまでのやり方への理解や、社員への感謝を示すこと。

そのうえで、やり方を変えることによって、社員にとってもメリットがあることを伝え、味方を増やしていきましょう。

 

資金繰りのノウハウがわからない

次に、経営者になって必ずといっていいほど苦労する「資金繰り」です。

・売上が確保できてホッとしたかと思えば、期日になっても入金がされない

・税金の負担が思っていたよりも重く、支払うために十分な余剰資金がない

・突発的なキャッシュアウトにより銀行からの借り入れが必要となったが、何をするべきかわからない

経営者としてスタートを切ると、こういった資金繰りについての悩みに苦しい思いをするケースが少なくありません。

特に、ひとりで問題を抱え込んでしまい、誰にも相談できないままメンタルを壊してしまうのが最悪のパターンです。

まずは、先代の社長または信頼できるベテラン社員に相談してみましょう。

ですが、相談できる相手が身近にいないケースもあるでしょう。

もし相談できる相手が身近にいない場合には、外部の目を取り入れ、客観的なアドバイスをもらい参考にすることも重要です。

とにかく、悩みを抱え込まずに、解決に向けて相談できる相手を見つけましょう。

 

どこから経営を改善していくべきかわからない

3つ目は「どこから経営を改善していくべきなのか、優先順位がつけられない」というものです。

特に、経営を改善していこうにも、経営の状態を把握するための十分なデータがないという悩みを持つ2代目社長が少なくありません。

例えば、下記のような状況が原因で、改善しようにも優先順位がつけられていないのではないでしょうか。


・毎月の売上や入金に関するデータを集めるだけでも一苦労で、とてもじゃないが改善まで手が回らない

・これまでの取引の内容や、取引に至るまでの経緯がわからない

このような状態で当てずっぽうに新たな施策に取り組んでも、時間と労力をかけたわりに改善につながらなかったということになりかねません。

問題は、改善するために必要な情報が集まっていないことにあります。

毎月の売上、請求、コスト等の状況が見える化されている状態をまずはつくることがポイントとなります。

 

まとめ

もしかすると、会社を引き継いだばかりのあなたも、同様のお悩みを抱えているのではないでしょうか。

ですが、自信をなくす必要はありません。

事業を引き継いだ2代目社長ならば、誰しもがこの課題に直面してきています。

それはすなわち、それだけ多くの事例が積み上がっているということ。

事業承継後の難しい時期を乗り越えるために、先人達が考えて取り組んできた事例は、あなたにとってもヒントになるはずです。

まずは、引き継いだ事業を軌道に乗せてきた社長の取り組みをよく知り、参考にするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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